柔道解説者の篠原は「石井には喋らせないほうがいいです」と北京で指摘したように、石井慧が舌好調だ。
メダリストらが首相官邸に招かれた席上、石井は記者団の前でズバッといい放った。
福田首相を「すごい純粋さが伝わってきた。腹黒くないからこそ、人気が出ないのかもしれない」とばっさり斬ってしまった。
なにしろ、尊敬するのが朝青龍に亀田興毅ときたもんだ。自らヒールと呼ばれることを好んでいる。
福田首相から記念品を受け取るとき、事前に一言かますといっていたようだが、さすがに面と向かってはいえず、授与式の後での会見発言が前述の通り。
もはや石井の暴走を監督であり大学の大先輩である斎藤仁をもっても止めることはできない。
金メダルを取った後で場内でハッスル、ハッスルのポーズをやった。これを見た斎藤監督は観客席から「止めろ」と叫んでいた。
石井は石井で「小川道場の門下生ですから」と悪びれる様子もない。
「金メダルは小川道場に置いておきます。あるいは、モハメド・アリのように川に捨てます」とテレビのインタビューで答えている。
来年は大学を卒業する。
このまま、社会人となって柔道でオリンピック連覇を狙うより、あのビッグマウスはプロの格闘技へ進んだ方がいい。
メダルを取って写真ポーズではメンチを切って見せる。
このショーマンシップ。
亀田興毅を尊敬するだけのことはある。
朝青龍、亀田、石井の三人で鼎談させても面白い。
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