消費者金融における多重債務者問題で、借り手に生命保険をかけていることが表面化。命を担保に消費者金融会社は貸し倒れを防いでいることが、社会問題であるかのような風潮になっている。
これを受けて、大手3社は生命保険制度の廃止を検討している、というが、それって問題解決どころか、多重債務の輪を広げるだけ。
多重債務者を家族に持ったことのない、実情を知らない意見としかいいようがない。
多重債務者が、迫り来る金返済をまず頼るのが親族だ。
頼ってきたころはどうしようもない状態で、ちょっと手助けしたところで、焼け石に水状態だ。その月は凌げても、多重債務なので複数の会社から毎月のように督促が来る。
エンドレスの債務に蓄えも底をつき、親族もさじを投げる。
債務者は自殺を口にするが、そのころになると「好きなようにしろ!」。
今回、生命保険が廃止されれば、法律上、借金は遺族のところにきて、新たな問題を生むことは想像に難くない。
病死だったが、消費者金融会社に死亡したことを告げると「分かりました。死亡診断書を送ってください。それですべて終わりです」
200万ほど残っていた借金はあっさりチャラになった。
内心「助かった」と思った。
これが多重債務者を親族に持つものの本音だ。
安易に生命保険制度を廃止すると、ろくなことが起こらないことだけは予見できる。
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