大方の予想通り、たいした成果もなく山拓が訪朝を終えた。
ソン・イルホ大使との会談では、
①2回目の核実験はすべきではない、と要望。
それに対して、北朝鮮側は「現在はその予定はない」。
②拉致問題の早期解決の要求に対しては、
「解決済み」。
さらに、生存者の1日も早い帰国を要求すると、
北朝鮮が横田めぐみさん遺骨、として提供した偽遺骨の返還を要求される有様。
山拓は安全保障の専門家らしい。
北朝鮮が信頼している政治家は小泉と山拓の2人しかいないらしい。
記者会見ではいえないことを政府に話すといっているようだが、
「6カ月後に今回の訪朝がピエロだったかどうかが分かる」と山拓のスポークスマンでもある平沢勝栄議員は弁護する。
その一方で、北朝鮮国内は疲弊しきっている。
配給だけでは餓死するのを待つようなもの。
人民は軍隊や工場、病院からモノを盗んでは自由市場で売ることに血道をあげている。
工場に働きに行かず、工場から盗んできた材料を使って、自宅で靴を作り、それを市場で売る。
国連から支援物資の薬は、医師が道端でばら売りをする。これは病院の組織ぐるみ。
軍人が昼間から酒を飲んで道端で寝ていたり、軍人が闇市で横流し。軍人の士気の低下は目を覆うものがある。
「強盛大国」のスローガンの下に、人民は我慢を強いられてた。
豊かで強い国を作るには核兵器を開発する必要があるが、そのためには莫大な金がかかる。人民にはひもじい生活を我慢するようにいってきた。ところが、核兵器を保有してその後に豊かな生活が訪れることを信じる者は少ない。
軍の幹部ですら核実験の成功に興味も示さない。
中朝国境では物資だけでなく情報もどんどん入ってくる。
今や金正日体制は崩壊寸前だ。危機感を持った党本部は「生活総和」の復活で思想教育のやり直しを始めている。
人間、衣食住が足りてこそ、忠誠心も沸いてくるというものだ。
こんな状況で北朝鮮に拉致問題の話をしても「何を小さいこといっている。人民は飢えで何万人も死んでいるのに」といった程度のレベルだろう。
今、北朝鮮政府が人民に呼びかけているのは以下の3点。北朝鮮の終末を予感させる。あまりにも恐ろしすぎる。
①飢えて死ぬ覚悟
②銃で撃たれて死ぬ覚悟
③凍えて死ぬ覚悟
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